ある映画を観たときのこと。
Amazonプライムで、
「スペシャルズ!」
というフランスの実話映画を
観たんです。
自閉症児をケアする施設の話で
主人公はそこの経営者。
他じゃ断られる課題を持った
どんな子どもでも受け入れちゃうんで
毎日、トラブル続出。
施設の経営は、赤字。
資格もなく無認可なので国からも目を付けられる。
毎日奔走しているわけです。
観終わって、心に残った
ワンシーンがありました。
あるとき、一人の子どもが真夜中
失踪するんです。
一人で町を歩いた事もない子で
どこに行くかもわからない。
場合によっては、命に危険が及ぶ
可能性もある。
マンツーマンで付き添っていた
介護員の若者がめちゃくちゃ落ち込むんです。
「ヘマをしてしまった、、」
「俺はもうダメだ、、」
実は、自閉症児をケアする介護員も
社会からドロップアウトした若者たちなんです。
そんな若者を教育して
子どもたちのケアに当たらせている
団体があって。
そこのボスが落ち込む
若者にこう言うんです。
「子どもたちは、贈り物なんだ」
よくお話しさせてもらうのだけど、
『自己重要感』
言葉が好きなんです。
人間って、誰か人の役に立てると
幸せを感じますよね。
人に親切にしたり感謝されることで
言葉にできない充実感を得るというか。
これ、ある人が言ってたんですが、
車いすの人を後ろから押して
介助する方いるじゃないですか。
あれって、実は車いすの方が
助けてもらっているのも勿論だけど、
逆に、車いすの方が介助してくれる方に
力を与えているんじゃないか?
そんな話をされていたんです。
映画のワンシーン、
自閉症児をケアする
若者に向かってボスが言った言葉、
「子どもたちは、お前にとって、贈り物だろう」
自分が貢献できる、
輝ける機会を与えてもらっている。
語弊のある言い方かもしれませんが
なんか普段とはちょっと違う
感じ方をしたんです。
映画って、その瞬間
グゥーっとモチベーション上がるんです。
その気持ちがずっと続くと
いいんだけど、結構冷めるのも早くって。
この今の気持ちを忘れず
毎日過ごしていきたいな、
って今は思っています。