社員2名の小さなお店が起こした奇跡>>

良い商品なのに売れない、お客さまが来ない、、その最大の要因はここにある?

小学4年のときのこと。

休み時間に高鉄棒から落ちて
左腕を骨折したんです。

折った箇所がよくなくて
神経も損傷した疑いがあり入院しました。

骨がズレて固まらないよう
腕に重しをつけてベッドに固定。

3週間、ベッド身動きがとれませんでした。

そのときの唯一の楽しみだったのが
母親が持って来てくれる「キン肉マン」の漫画だったんです。

最新刊が出るたび、母が本屋で
買って持って来てくれてました。

…あれから数十年、

いいオッサンになってますが
漫画はいまだに大好きです。

大好きなその1つに
「キングダム」という歴史ものがあって。

中国の始皇帝の時代をテーマにした漫画です。

「臼井さん、これいいですよ」

会員さんからお勧めされたのが
読み始めたキッカケで。

このキングダムのなかで
胸にビーンと響いたセリフがあるんです。

始皇帝を支える主人公の一人が
謀反を起こそうと企む相手に向かって、

「お前には正義がない」

「正義がないから(始皇帝)には勝てない」

みたいなニュアンスで言うんです。

正義って、現在の生活のなかでは
中々感じる部分は少なくって、

例えば、打ち合わせのとき
相手の話が明らかにおかしい。

「俺の方が正しい」

自分の意見を通そうと一生懸命になるとき
正義を主張している気がします。

ただ、この正義の使い方って
現代では、一歩間違えると不幸を招く。

「自分は正しい、間違っていない」

主張が増えるたび、

収入が減り、、
友達が減り、、
不幸が増える。

そんな教えをもらったことがあります。

自分の正義を唱えることはイコール、相手は間違っている、

相手を非難する主張です。

非難されて嬉しい人なんて
誰もいるはずありません。

必然的に相手は去ります。

さらにこれは私の意見ですが
いい商品を売っているのに売れない。

お客さまが増えない。

真面目な方ほど商売がうまくない。

よく言われるこの話、
実は今回の正義の主張が関係するのかも?

と感じています。

お客さまのなかには
ズバッと正解を言われて喜ぶ人
案外少ないと思っています。

お客さまなりの意見や主張を持っていることが多く
まず賛同してもらいたい。

真っ向から否定されると
(どれだけ正論であっても)
気分を害してしまう。

そんな傾向が強い気がします。

周囲に人が集まるお店や会社、人間はえてして、

正論を伝えるよりも
うまくオブラートに包んで
遠回しに気づかせてあげる。

ここが上手い気がします。

正しさを主張するだけでは
お互い傷つくことも多く損をすることも多い。

相手を正しい方向に導いてあげる。

この視点を持つことで
ゴールへの筋道が見えてくる。

『人の不幸は、正義を唱えた瞬間始まっていく』

…な気がしています。