「商品をオススメする」前に、「誰がお薦めしているのか?」を伝えよう。

 

手書きPOPをつくるときに、

「誰が、そのPOPを書いているのか?」

をお客さまに伝えることって、ものすごく重要です。

 

あなたが書いていれば、

「あなたが書いている」

ということをPOPのメッセージから感じられるようにする。

 

スタッフの山本さんが書いた手書きPOPなら、

「山本さんがつくりました」

というのを伝えることです。

ここをキチンと伝えられているか?そうでないか?

で、POPの効果はまったく変わってきます。

少し説明していきますね。

 

aron-920236_640

大きな分岐点

昨日、ある道の駅で打合せをしていたんですね。

お店が出すニュースレターの話をしていた時のこと。

 

「…ここに書かれている文章は、あえて書き手を隠されているのですか?」

以前に発行されたニュースレターを読みながら、質問させてもらいました。

 

A4サイズ(片面)の紙面では、売場ごとにオススメの商品が紹介されていた。

今月のオススメはこれですよ。

という商品紹介プラス、その商品の説明がされていたんですね。

だけど、そのオススメは誰がしているのか?

が分からなかったんです。

 

…実はここ、大きなポイントで。

 

今回の道の駅さんはニュースレターの話だったけど、手書きPOPでも同様。

「書き手 」「オススメしている人」の存在を伝えるのって、すごく重要なんです。

「あなただったら、どっちを注文します?」

例えばですよ、あなたが友人と居酒屋店へ行きました。

お店のスタッフのお姉さんが注文を聞きにテーブルへ。

 

あなたはメニューを見ながら、ひと通り注文し終えた後、

「なにか、これは頼んだ方がいいっていうオススメはありますか?」

お姉さんに訊ねました。

 

するとこのとき、お姉さんはこんな返事をくれました。

まず一人目の方。

うちのお店のオススメは、鰹のたたきです。

 

つづいて、後からやって来たもう一人のスタッフさん。

うちのお店のオススメは、鰹のたたきなんです。

ただ、私的に超おすすめするメニューがあって。

 

うちの料理長が前の晩から1日かけて仕込む、肉じゃがなんです。

もう、この味のしみたじゃがいもが最高で!

私大好きなんですよ、私の1番のオススメです。

 

こんな風に2人の店員さんがオススメをしてくれたら、、、

あなただったら、どっちを注文したくなりますか?

 

「何を薦めるのか?」も大事だけど、それより「誰が?」

「誰が、オススメしているのか?」

の「誰が?」の部分が明確になればなるほど、相手に伝わりやすくなります。

 

 

前述の質問でいえば、前者のスタッフさんの答え、

「うちのお店のオススメは、鰹のたたきです」

は、組織(お店)からの発信ですよね。

 

一方、後者は個人(スタッフさん)からの発信。

…一体どっちからのメッセージに興味を感じるか?ということです。

 

さらにこの話は、地域に密着したご商売をされているケースでは顕著に表れます。

  • お客さまと顔見知り
  • あなたがお店にいることを、お客さまは知っている
  • 来店されたお客さまと何かしら会話することが多い

そのような間柄をお客さまとつくられている場合、なおさら

「誰が?」

その商品をお薦めしているのか?

「誰が?」

その手書きPOPを書いたのか?

を伝える効果は表われます。

 

あなたのことを知っているお客さまが、「あなたのPOP」を見たときにどう思うのか?

「あぁ、あのいつも親切にしてくれる●●さんのオススメなのね。

 じゃあ、一度買ってみようかな」

って、お客さまもなりやすいのでは?

 

ただ個人的なお薦めをするのって、ちょっと勇気がいるかもしれません。

「お客さんの好みと合わなかったら、どうしよう?」

って心配になって、躊躇したりするんです。

 

だけどね、この壁を乗り越える。

お客さまと直にやりとりできるようになる。

すると、仕事は今以上に楽しくなってきます。

僕はココを大阪の産直店で強く学びました。

ですので、自信を持って言えますし、ぜひあなたにもトライしてもらいたいポイントです。

 

というわけで、手書きPOPをつくるときには、

「誰が、そのPOPを書いているのか?」

をお客さまに伝える意識をぜひ持ってみましょう。

今までと違う結果が待っていますよ。

 

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。