「販促する」=「イヤラシイ」 。アピール苦手な日本人がこの壁を乗り越えるために。

 

僕たち日本人は、「自分のことを進んで語るのを善しとしない」、

そんな文化を持っていると思うんです。

「自慢しい」、「でしゃばり」

みたいに思われるので、あえて自分からは自身のことを語らない。

控え目が善し、みたいなね。

 

ただ、モノを売るとなったら、そうも言っていられない。

どんどんアピールする逞しさも時には必要になってきますよね。

 

というわけで今日は、アピール苦手な僕たち日本人が

【アピール】⇒【いやらしい】

の抵抗感を乗り越えて販促するための話をお伝えします。

「あぁ、これって大事だよな」

先週末、あるスーパーで買ったサツマイモ。

「これ、美味しいよね!甘いよね!」

って、娘とハマったんです。

「…これやったら、また次も買いたいね」

普段、あんまり食べ物の話には入ってこない妻も、思わず割ってくるくらい感動したお芋だったんです。

 

っで、妻も言ったように、僕も次そのスーパーへ行ったらそのお芋を探すだろうな、

って思った、と同時に、

「このお芋なら、売場でスグに見つけやすいな」

とも感じたんです。

 

それは、どうしてか、、、、?

こんなお芋だったからです↓

 

あんのう芋

僕と娘がハマった、甘~いサツマイモ

 

…これなら、見つけやすいでしょ?

大きなラベルが袋に貼られているので、売場で他のさつまいもが並んでいたとしても一発で見分けがつきそうでしょ。

 

っで、同時にこのラベルを見ながら、

「あぁ、これって大事だよな」って。

僕たちが苦手なアピールすることの重要性

僕が大阪の産直店で働いていたときも、これと同じようなことがあって。

よく売れる生産者さんの商品には、ある共通点がありました。

その1つが、今回のようなラベルです。

売れている生産者さんの商品は、ほぼ例外なく「農園の名前」などが書かれたラベルやタグが付けられていました。

 

ラベルが貼られていることで、

  • こだわりを感じる
  • 目立つ
  • 憶えやすい
  • 見分けやすい

このような要因が生まれて、お店では売れていました。

 

でね、ここからがポイントなんだけど。

今日の話は、「商品にはラベルを付けましょう!」

というテーマではなくて。

 

アピールすることの重要性です。

 

商品の作り手であろうと、、、売り手であろうと、、、

どちらの立場であっても、お客さまへ何らかのアピールをしようよ、という話です。

僕が即座に反応したのは、こんな理由

例えば、冒頭のさつまいもの場合、大きいラベルがパッケージの袋に貼られていましたよね。

あれがあることで、目立つ。

次、僕と娘がスーパーへ買いに行った時に、一発で見つけられる。

 

あと、今回このサツマイモを買おうと思ったのには、理由があって。

「安納(あんのう)芋は、美味しい」

という話を、僕が以前どこからか聞いていたんです。

っで、お店の野菜売場で、「あんのう芋」のラベルを見つけた時に、即座に反応した。

「このお芋、おいしいねんで」

って娘と妻に言って、カゴに入れてました。

 

逆に言えば、このお芋をつくられた生産者さんがラベルを貼って、

「これは、あんのう芋です」

「焼き芋に最適です」

「味わいは、クリーミーです」

というアピールをしてくれていなかったら、手に取らなかったかもしれない。

気づかなかったかもしれない。

そして、娘と食べたときの感動を分かち合えなかったかもしれません。

アピールするのって、マイナスにとられがちだけど、、、

セミナーや販促物のサポートの場で、

「紙とかに書いて、もっとアピールした方がいいと思いますよ」

「手書きでPOPとか付けられてみたらどうですか?」

という話を僕がさせてもらうと、

「いや~、そこまでは、、、」

って、控え気味に話される方がいらっしゃいます。

 

おそらく、商品のこと。

お店のことをアピールするのが、恥ずかしくって、

「いや~、そこまでは、、、」という発言になられているんだと思うんです。

 

「PRする」=「イヤラシイ」

というような概念があって、抵抗感を感じていらっしゃる。

僕は、そう感じているんですけどね。

 

もちろん、そのお気持ちも十分わかります。

ただ、人間関係でも同じなように、ある程度(初めだけでも)自分のことを伝えないと相手には分かってもらえません。

好意を抱く異性を前にして、黙って突っ立っていても相手にあなたの魅力は伝わらない。

よっぽど外見的なメリットがない限り、、、です。

 

商品やお店でも同じです。

恥ずかしい、、、イヤらしく思われる、、、、そのお気持ちも分かるけど。

ある程度、こっちからアピールしていかないと、お客さまにその良さは伝わりません。

 

今回の「あんのう芋」もパッケージ袋にラベルが貼ってあった。

そのおかげで、僕と娘はその美味しさを満喫させてもらえた。

「ありがたい」気持ちにさせてもらえました。

「この商品は、あんのう芋です」

というアピールがなければ、僕たち親娘はこちらの商品に出逢えなかったと思うのです。

 

 

僕たち日本人は、自分のことを進んで語るのを善しとしない、

そんな文化もあるのでなかなか難しいですが、自分のことを伝える。

商品(お店)のことを話す。

ある程度はやっていかないと、せっかく僕たち(商品)が持つ個性、

気づいてもらえないですからね。

 

今回の僕たち親娘のように、気づかれることで喜びにつながる、

そんなこともありますからね。

娘とあまーいお芋を食べながら、ふとそんなことを思ってました。

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。