【事例】今月のオススメ商品を売るために、和菓子店の店主さんが行ったこと

 

よく聞く「マーケティング」という言葉。

解釈は人によって色々違うと思うんだけど、

「狙ったゴール(目標)に到達するために、意図的にとる行動」

これも1つのマーケティングだと、僕は考えています。

 

要は、売りたいと思った商品を売るためにおこなうこと。

 

例えば、

  • ●●という商品を
  • ●●個(●●●円)売りたい。

こんな目標を掲げたら、それを達成するために考える行動です。

 

 

マグレ当たりじゃなくて、ねらって達成できるようになると再現性も高まります。

次も同じやり方をすれば、前回より成果を上げる確率は上がる。

だからこそ、重要な考え方です。

 

というわけで今日は、売りたいモノを意図的に売る。

そのためにどんなコトをするか?

事例を交えながらお伝えしていきます。

 

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和菓子店で重点商品を売るためにおこなったこと

関東のある和菓子店さんの話です。

 

あるとき、店主さんと話をしていると、

「今月は、さくら餅を売っていきたいんです」

そんなやり取りになりました。

っで、そのためにどうしようか?と。

 

一緒にいろいろと考えた結果、僕たちがとった行動は、

「お店全体でさくら餅を売る」ことでした。

 

・・・お店全体で売る!?

何だかよく分からない話なんですが、要は、お店中の販促物を一貫させるという結論になりました。

っで、店主さんとまず行ったこと。

1.ブラックボードでお薦め

今月売りたい「重点商品」のさくら餅をブラックボードでお薦めしました。

 

以前からその和菓子店さんは、ブラックボードをつかわれていました。

お店の前に置かれていたんですね。

そのブラックボードに、

「今月の当店のオススメは、さくら餅ですよ」

ということを書いて伝えたんです。

 

これが第一ステップです。

2.売場(ディスプレイ)を変えた

ブラックボードを読んで、入店されたお客さま。

一番に目にするのは、売場です。

入口を入ったらスグ、売場が目に入りますよね。

 

っで、そのお客さまに

「今月のオススメは、さくら餅ですよ」

ということを、売場で伝えた。

★売場で、というところがポイントです。

 

パッと見るだけで、オススメ商品は何なのか?

が伝わるように売場のディスプレイを変えました。

3.手書きPOPの活用

ブラックボード、売場、、と来たら次は、、、、

イエス!

「手書きPOP」ですよね。

 

僕が関わっていて外すわけがありません。

手書きPOPに書くメッセージを店主さんと一緒に考えました。

そして、先程2でつくった売場に設置しました。

4.パートさんへ接客の徹底

ブラックボード、売場、手書きPOPもやった。

販促物はすべて活用した。

「はい、これで終わり!」

 

・・・ではありませんよ!!

 

最後は、接客です。

接客こそ、最強の販促活動です。

 

来店されたお客さまへの接客トークを考えました。

「今月は、こんな風にお客さまへ話していこうね。

 ここを気をつけながら、、、」

店主さんからパートさんへ伝えてもらうようにしたのです。

 

 

・・・1ヶ月経った結果、この和菓子店のお店全体売上は前年比115%になりました。

以下は、店主さんからいただいたメッセージです。

 

(前略)

結果を報告いたします。

まだ、4日しか経過していないですが、20%位は(前年比)でのびています。

(中略)

POPをたくさん貼って目立つので、まずお客様から、くず桜ってどれという質問が増えました。

冷やして食べていただくと、すごくさっぱりして、のどごしがすごくいいですよ。

なんて説明するとほとんどの方が買っていかれます。

そして、次回来店の時に、この前のくず桜すごくさっぱりしておいしかったからまたちょうだい。というお客様が増えました。

 

これは、ちょと売れている商品だったらなんでも使えるようなかんじです。

 

これを例にとると、今までは売る側の立場でしか思考回路がないのかなと思い。

少しでも買う側の立場の思考回路が働けばアイディアは無数にでてくるのかなと実感しました。

すごい、提案ありがとうございます。

(後略)

和菓子店の店主さんからの成果報告

当時、店主さんからいただいたメール

 

マグレ当たりじゃなくて、狙って目標を達成できるようになると再現性も高まります。

次も同じやり方をすれば、前回より成果を上げる確率は上がる。

ある意味、仕組みになる。

すると、自信になってきます。

 

「こんなコトをすれば、こんな結果が得られるんだ」

という気持ちが安心感になって、軸がぶれなくなるのです。

 

売りたいモノを意図的に売る。

そのために今回の和菓子屋さんは、お店全体で重点商品を売りました。

そしてやり方として、「販促物を一貫させた」

ここが今日のポイントです。

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。正社員2名、売場面積30坪の小さな産直店で年商1億3千万円を達成。自身の現場経験をもとにPOPセミナーや小さなお店の販促コンサルティングなどを行い累計受講者は1,000名以上。その他、大学にて『POPコミュニケーション』の講義も持つ。