POPをつけずに売場へ並べても存在に気づかれない

 

「POPを付けずに売場へ商品を出すのは

 名札もつけずに、指名されるのを待っているようなモノ」

(2014年 臼井浩二) 

 

・・・まさか、POPをつけずに商品を売場へ並べていませんよね?

・・・商品名と価格だけ書いて、売場へ商品並べていたりしませんよね?

 

僕が産直店で働いている時、いつもやっている事がありました。

それをやると、商品がよく売れていた。

逆にやらないと、さっぱりで、、、、

 

自分の話で恐縮なんですが、僕は10年くらい前、産直店で働いてました。

売っている商品の90%以上が、高知県で作られたモノ。

っていう、いわゆる今よくある高知県のアンテナショップみたいな感じのお店です。

(僕がいたお店は、民間がやっていたけど。アンテナショップは行政が出している場合が多い)

 

・・・っで、そのお店のウリは、青果物でした。

生産者さんから直接仕入れた、野菜や果物。

いわゆる生鮮品です。

 

これらの生鮮品は、夜中のうちにトラックで高知~(お店のあった)大阪へ運ばれてました。

夜中のうちに予冷庫に入庫されて、朝僕が来たらそこから商品を出す。

そんな流れで1日がスタートしていたんですね。

 

お店のOPENは、朝10時。

 

お店のウリがその野菜や果物っていうのは、お客さんも知っているわけです。

生産者から直接届く、新鮮な野菜を買いに来店する。

それもデキる限り、朝の早い、お店が開店したての時間にね。

・・・そうしないと、イイ野菜や果物がなくなっちゃうから。

他のお客さんに買われてしまう。

そんなことを常連さんは、重々承知でした。

 

 

毎朝、こんな朝陽を浴びるでしょう、、、朝1番からエネルギーに満ち溢れるんです

毎朝、こんな朝陽を浴びるでしょう、、、朝1番からエネルギーに満ち溢れるんです

 

 

・・・っで一方、お店サイドは、朝どうなっていたか?というと、、、

 

お店の開店時間に合わせて、裏で準備しているんです。

開店10時には、売場にバッチリ野菜が並んでいる。

早くからお店に来てくださったお客さんをガッカリさせないよう、お店の準備をするのに必死になっています。

 

まぁ、こう書くと普通なんですが、実際お店の裏は、エライことになっていて。

小売されている方、特に生鮮を扱われている方は、よくご存知じゃないかと思うんですが。

・・・戦場です(笑)

バーコードを貼ったり、袋詰め、小分けをするバックヤードは、てんやわんやな状態です。

 

まして、僕が働いていたお店のような作業スタッフ2名とかの小さなお店は、恐ろしく、、、。

 

さらに開店前は、宅配便でも野菜がガンガン届く。

それらをできる限り早く、袋づめ、バーコードをつけて売場へ出さないと、、、

お客さんが1番多く来店している売り時を逃すわけで。

必死で袋詰めとか、キャベツを半分に切ったりしていたわけです、お客さんからは見えないバックヤードでね。

 

・・・っで、前置きがずいぶん長くなったんですが。

こんなに戦場のように忙しく、バタバタしていても、必ずやっていたことがあるんです。

意識的に、これだけはヤル!って決めてね。

 

それは、バックヤードから出て行って商品を売場へ並べる時に、手書きPOPも必ず持って行く。

野菜を売場へ並べるときは、一緒に手書きPOPも置く。

ココを徹底してました。

 

・・・どうしてか?

 

POPを一緒に置かないと、野菜が売れなかったから。

 

もう、明らかに実感するんです。

POPを一緒に置いた野菜と、POPをつけずに売場へ並べた野菜。

この売れ行きの違い。

ほんと、ビックリするくらい売れ方が違います。

 

それまで全然売れていなかった商品も、手書きPOPを書いた途端、急に売れ出して。

 

POPを置かずに商品を売場へ並べている時は、お客さんに見えていないんじゃないか?

そこに商品が並んでいることを、お客さん気づいていないんじゃない?

って、こっちが思うくらい、売れなかったです。

 

 

・・・手書きPOPっていうのは、お客さんに商品の存在を知らせるツールです。

「ココに、●●っていう野菜ありますからね!」

っていうのを伝えるためのモノ。

POPをつけていなかったら、お客さんはその存在に気づかないんです。

 

だから、ある意味、POPっていうのは名札でもある。

 

例えば、あなたが名札もつけずに、まわり誰も知らない人の輪の中で立っている。

「早く私のこと呼んでくれないかな?」

「私のこと気づいてくれないかな?」

なんて思っていても、なかなか順番はまわってこない。

誰も呼んでくれません。

 

だって、あなたの名前知らないから。

存在に気がついていないから。

 

少したとえが飛躍してますが、POPも同じです。

 

名札であるPOPをつけていないと、お客さんに気づいてもらえません。

取ってカゴに入れてもらえることはないんです。

もしも、手に取ってくれる人がいたとしたら、その人は、過去にその商品を買った人。

以前に、その商品を買って味を知っている人。

(さっきの例でいえば、あなたのコトを知っている人。

 過去にあなたと話をしたことがある人じゃないと、声をかけてくれないんです)

 

 

「POPを付けずに売場へ商品を出すのは

 名札もつけずに、指名されるのを待っているようなモノ」

 

ほんと、POPを付けるのと付けないのとでは、売れ方って全く変わって来ます。

はじめはどんなメッセージでもいいので、まずはPOP設置する。

ココを意識してみましょうね。

 

手書きPOPの書き方極意

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。