売れるPOPかどうか?一発で見極める方法

以下のご質問を頂きました。

臼井さんのお話をお聴きしていると
商品だけじゃなく、人を伝えた方が良い、
と感じました。

ただ私のお店はシェフがケーキを作っています。

商品説明やこだわりを伝えたがる
のですが、どうバランスを付ければ良いでしょうか?

頂いたご質問を少し補足しますね。

要は私が普段からこのブログでも

「商品説明も大事だけれど
その商品に関わる人の話をPOPに書いて
伝えましょう」

と言っているのをご質問者は
読んで下さっていたんですね。

だけど、お店(洋菓子店)では
シェフがこだわりのケーキを作られている。

なので、シェフがそのこだわりや
商品のうんちくを伝えたい
という事です。

POPに書くのは『商品』+『人』

まず前提として、
POPメッセージとして伝えるときに、

商品のこだわりを書く。

これが最もポピュラーなやり方だと思います。

「この商品は、こんなにこだわっています」
「他のお店には負けない品質を持っています」

という内容を伝える手法ですね。

勿論これはこれでOKなのですが、
その商品情報にプラスして、
『人』の話も伝える方が響きやすい。

お客さまの共感を誘い、購入に直結。

あるいは、あなたのお店のファンの
創出に繋がりますよ、

とお伝えしています。

商品説明だけだと響かない理由

では、なぜ商品説明にプラスして
人の話を伝えた方が良いのか?

凄い簡単に言うと、商品説明だけだと
他のお店と同じ発信になってしまうから…なんですね。

例えば、1つ質問です。

今あなたがお店にいらっしゃれば、
ぜひ確認して頂きたい事があります。

お店のPOPをご覧になってみて、

そのPOPの

  1. 商品名(店名)
  2. 価格

を書き替えたときに、
そのPOPが他のお店でも使えるかどうか?

確認して頂きたいのです。

類似商品を扱われているお店があって
そのお店の商品名に書き換える。

値段も書き換える。

そうした時に、他のお店でも使える
POPになっていないか?

を確認して頂きたいのです。

商品名と価格を書き替えて
他のお店で使えるとしたら、

残念ながら、そのPOPで商品は売れづらいです。

要は他のお店でもそのPOPが
使えるという事は、

イコールそのPOPに書かれている
メッセージはありふれている
と言えないでしょうか?

商品名、価格を書き替える
⇒他のお店でも使える

=ありふれたメッセージ

…何となく伝わっていますか?

解りやすくするために、
1つ例を出します。

ほんのりとした酸味と甘さの
バランスが絶妙です。

イチゴショート:380円

こちらのPOPがあるとします。

このPOPの価格を書き替えて
他のいちごショートケーキを販売する
洋菓子店さんに持って行ったら、使えないか?

という事を見て頂きたいのです。

いかがでしょう?

他の洋菓子店さんでも使える気がしませんか?

商品説明が良くない理由

冒頭の質問に戻ります。

シェフがこだわりのケーキを作られている。

だから、その商品説明やこだわりを
伝えたくなる。

良いんです、こだわりを伝えられても。

ただ、こんな事を言うと
嫌われるかもしれませんが、

商品説明だけだと他店とかぶりやすい。

ケーキのつくり方であったり
シェフのこだわりは他店とは
違うとは思いますが

『重複した』訴えかけになりやすいんです。

どうしても言葉や表現の問題もあり、
似たメッセージになりがちなのです。

甘さを伝える表現法にも
限界があります。

美味しさを伝える言葉にも
限界があります。

同じような表現になりやすいんです。

なのでここで1つスパイスを
加えてみる。

他店と差異化を図るメッセージにするために
『人』の要素を伝えるという事なのです。

同じいちごショートだとしても、
作るシェフは、あなたのお店と
他店とでは違いますよね。

経歴も違うし、いちごショートにかける
想いや考え方も違うと思います。

だからそこを伝えれば、
自然と他店と違ったメッセージ訴求に
繋がるというわけです。

共感を呼ぶメッセージを生み出す『方程式』

「商品のこだわりを伝えたい」
「他店とは、商品やサービスの質が違う」

そのお気持ちも十分理解します。

であれば、尚更、
商品説明を伝えるだけでなく、
そこにスパイスを一振りする。

『商品』+『人』=共感を呼ぶメッセージ

この公式を思い出して欲しいのです。

洋菓子店さんでシェフのこだわりを
伝えたいのであれば、

商品説明に加えて、

なぜ、そのこだわりを持っているのか?

そのこだわりを付加する事で
こんな風になるんだよ、

というメッセージを
シェフの言葉で伝えて欲しいと思います。

それがあなたのお店の独自の
発信になってきます。

もう一度確認してみて下さい。

「商品名と価格を入れ替えたら
他のお店で使えるメッセージになっていないか?」

もしも、他店でも使えるのなら、
そこに『人』の要素をつけ加えてみて下さい。

あなたのお店らしさを感じる
発信になると思います。

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。