心を揺さぶる法則

 我われ個人、小規模事業者が
あまり多用しない方が良いPOPがあります。

それは、

「イメージPOP」

です。

イメージPOPとは
ずばり商品やお店のイメージを上げる事を
目的としたPOPです。

商品のイメージUPを狙ったり
お店の雰囲気を高める事を目的として
つくられたPOPを言います。

なぜ、商品やお店のイメージアップを
目的にPOPを使わない方が良いのか?

イメージアップだけでは売れづらい

 

あなたがPOPを使われる目的は
何でしょうか?

…恐らくお店の業績アップ
ではないかと思うんです。

POPを学ぶ事でお店の商品を売る。
売上を上げる。

ここが狙いだと思います。

ただ、今日のテーマになっている
イメージPOPでは残念ながら、

商品は売れづらいのです。

せっかくPOPを書いても
我われ個人、小規模店では業績アップに
直結しづらい。

違うやり方を狙った方が
求める結果は得やすいのです。

売れない理由

解りやすい事例を挙げます。

大手化粧品メーカーさんのCMです。

女優さんをつかったコマーシャルを
よくテレビで流したり、
折込みチラシが入ったりします。

あそこで伝えられているメッセージには
どんなものがあるかと言うと…

「あなたの美しさを解き放つ」
「きれいの変わり目、ターニングケア」
「うるおいは心にも届く」…など

パッと聞いたり見ただけでは

ちょっと解りづらいものが

多いです。

イメージもしづらいし
購買意欲を刺激される感じもありません。

ただ、ここで誤解して欲しくないのは、
メッセージの優劣を
指摘しているのではありません。

使う媒体、狙う目的が違うという事です。

我われの目的は業績アップ

先ほどもお話ししたように
我われ個人、小規模事業者がPOPをつかう
その目的は何か?

「いかに商品をより多く買ってもらうか?」

だと思います。

であれば、

商品に興味を持ってもらえるよう
お客さまの心を動かす、

購買意欲を刺激するメッセージにした方が
良いのは言うまでもありません。

では、どういった内容にすれば
お客さまの心を動かせるのか?

購買につながるのか?

そのポイントが、
お客さまの『主人公』を発見する事です。

ヒントは、主人公にあり

あなたが商品を買ってもらいたい
お客さまがいると思います。

美容院さんであれば、
髪をカットしてもっと美しくなりたい
と思われる女性の方でしょうか。

そのあなたのお客さまにとっての

『主人公は誰か?』

を発見する事が非常に
重要な鍵になります。

例えば、美容院に来られる女性の方であれば、
旦那さまであったり、
お子さまが主人公かもしれません。

お客さまと話をしていると
度々頻繁に話題に出てくる人、

その方が、主人公の可能性が高いです。

心を動かすPOPを書くヒント

お子さまの話をよくされるのであれば
その女性にとっての主人公は
お子さまです。

あるいは、旦那さまの話を
よくされるのであれば、
主人公は旦那さまです。

また、

「もっとダイエットして綺麗になって
海外旅行とかもしたいのよ」

ご自身の話をよくされるのであれば
美しくなりたいという願望を持つ
ご本人が主人公の可能性が高いです。

要はとにかく

「相手の心を占める割合の高い人物は誰か?」

を突き止める。

これができれば、
お客さまの心を動かすPOPを書く
ヒントは得られたも同然です。

嫌でも心を揺さぶられる『主人公の法則』

お客さまにとっての主人公にまつわる
メッセージをPOPに書くのです。

あるいは、接客トークのなかで
ふんだんに交えるのです。

相手にとっての主人公が、
ペットで飼うワンちゃんなら、

ワンちゃんの話をネタにしたPOPを書く。

接客トークをする。

そうする事で、お客さまの心は
嫌でもあなたの話に耳を傾けます。

そして、心を揺さぶられてしまいます。

例えば、

あなたにお子さんがいらしたとしたら、
美容院でお子さまの話題を振って来られた時

どんな気持ちで話をしていますか?

話に花が咲いて盛り上がった
という事はないですか?

人は、自分の心の中に占める話題には
自然と興味を持つものです。

話題になると心地良いものです。

無意識に話が盛り上がる…
そんな事はないでしょうか?

主人公は誰か?

「あなたのお客さまの主人公は誰か?」

考えてみて下さい。

接客ができるのであれば、
話をしながらお客さまの主人公を
探偵のようになって突きとめてください。

そしてその主人公の話題を
ふんだんに盛り込んで下さい。

お客さまは気持ちよく話をしてくれると
思います。

自分の中の主人公は無視できない。

嫌でも興味を示す。

話題になると無意識のうちに
心を揺さぶられてしまう。

これを『主人公の法則』と言います。

我われ個人、小規模事業者が活用するのは
イメージPOPではありません。

主人公の法則を活用したメッセージであり、
お客さまとのコミュニケーションです。

お客さまとの距離が近い我われだからこそ
使いこなす事ができる
法則でもあるのです。

あなたのお客さまの主人公は誰ですか?

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。