「2股の恋人理論」

手書きPOPで結果が出ない
商品が売れない原因の1つに、

「目を留めること」に偏り過ぎている
というのがあります。

POPを書いているのに商品が売れない。

「お客さまの目に留まっていないのでは…?」

ここに意識がいきすぎるがあまり
お客さまの目を留める工夫に偏り過ぎる、
というパターンです。

確かにアイキャッチの力は欠かせません。

しかし、商品を買ってもらおうと思えば
目を留めるだけでは
力が及ばないのも事実です。

最大の肝

以下の質問を頂きました。

商品に気付いてもらうポップと
商品に対するメッセージやメリットを
知ってもらうポップを
区分けして作成すべきでしょうか?

読ませて頂き、1つ察する事がありました。

恐らく、ご質問者の方は

  1. 目を留めるためのPOP
  2. メッセージを伝えるPOP

「この2つのPOPは別物だ」

とご理解されているのだと思いました。

お客さまの目を留める、
商品のメリットを伝える、

確かにこの2つの作業は、全く別物です。

セミナーでもよくお話しするのですが、
手書きPOPには、2つのタイプがあります。

  1. 魅せるPOP
  2. 売る(伝える)POP

です。

いわゆる、ここで言う、

  1. 魅せるPOP=目を留める
  2. 売るPOP=伝える役割

というイメージです。
(詳しく知りたい方は、こちらをご覧下さい)

実はここが手書きPOPで結果を残す、
商品を売って、売上をアップさせるための
最大の肝とも言える1つです。

手書きPOP2つの役割

POPには、2つの役割があります。

今お話しした

  1. 目を留める
  2. 伝える

この2つです。

ここをゴッチャに混同してしまう…

多くのPOP実践者が陥る
『落し穴』でもあります。

「POPを書いているんだけど
商品が売れない」

とおっしゃる方のほぼ大半、
70~80%の方がこの落し穴にハマっています。

目を留める事に注力し過ぎているのです。

これではせっかく労力を割いて
POPを書いてもなかなか結果に繫がりません。

POPに気付いてもらっても

『購入』

という行動をお客さまに
とってもらえないのです。

恋人を二股…の相談

少し妄想して下さい。

あなたは友人から、ある相談を受けました。
友人には、2人の恋人がいます。

二股です。

そろそろ年齢的にも、

「結婚したいよな」

と友人は考えていて
「どちらを選べばよいか?」
相談されました。

  1. もの凄い格好いい男性(または女性)
  2. もの凄い優しい男性(女性)

2人の恋人。

あなたなら、どっちと結婚するよう
お勧めしますか?

…もの凄く格好いい恋人?

…それとも、もの凄く優しい恋人ですか?

格好いいだけでは結婚したくない

まぁ、意見は様々だと思うのですが

「結婚するとなったら、
格好いいだけでは駄目でしょ」

こんなアドバイスの1つも
したくなるかもしれません。

外見も大事だけど、これから家族を持つ
パートナーは優しい方が絶対に良い。

そんな風に考えるかもしれません。

実はこれ、POPでも同じ事が言えます。

「いや、二股の話とPOPは
全く違うでしょう?」

と思われるかもしれませんが
いえ、同じなのです。

『2股の恋人理論』と言いますが、
POPも見た目だけでは売れません。

外見だけでなく、実があってこそ
成果につながります。

『目を留める』だけじゃなく
『伝える』があって、売れるのです。

お客さまが売場でPOPの存在に
気が付いた。

ここだけでは売れないんですね。

気づいてもらい、
心を動かしてもらう。

商品に興味を持ってもらったり
POPのメッセージに共感してもらう事で

「じゃあ、試しに1つ買ってみようか」

買い物かごに商品を
入れてもらえるのです。

仕掛けは別物

「商品に気付いてもらうポップと
商品に対するメッセージやメリットを
知ってもらうポップを
区分けして作成すべきでしょうか?」

頂いたご質問へのご回答は、こうです。

売場のスペース的に
サイズの大きなPOPを設置できるのであれば
区分けしなくても良いと思います。

1枚で、気づいてもらう、
メッセージやメリットを伝える、

兼ね備えれば良いと思います。

写真やキャッチコピーを活用し
目を留めてもらう。

お客さまの先入観を打ち崩すような
メッセージを伝え、興味を持ってもらう。

2つを同時に1枚で行えば良いと思います。

ただ売場的にサイズの大きなPOPを
設置するのが厳しいようであれば、

もしくは、メッセージが長くなるのでしたら、
別々に分けても良いと思います。

ポイントは、

  1. 商品に気付いてもらう
  2. メッセージを伝える

商品を買ってもらうには
この2つの作業が必要だと把握する事です。

しっかりとここを腑に落としたうえで
POPが書けるようになると
望む結果は掴めます。

「今POPを書いているのに
思ったように商品が売れてくれない…」

もしも心当たりがあるのなら、
今日の話をもう一度腑に落としてみて下さい。

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。