他店じゃなくって、あなたのお店で買ってもらうには?

情報を伝えることで、
「この商品を買えばいいよ」
商品を選ぶ理由が生まれます。

情報を伝えることで、
「このお店で買えばいいよ」
お店に足を運ぶ理由が生まれます。

今みたいに、市場には溢れんばかりの似たような、区別のつきにくい商品が売られている中で…
他店じゃなく、あなたのお店で買ってもらう。
他の商品じゃなく、あなたのお店の商品を買ってもらう。
その理由をつくるために不可欠なのが、「情報」です。

情報を伝えることで、選ばれるのです。
情報を伝えないと、選ばれません。

他店じゃなく、あなたのお店で買ってもらうには

例えば、あなたが文房具屋さんだとします。
ノートをお勧めして売っているとしますよね。
しかし、そのノートはAmazonでも売られている。
そんな場合、価格から言うと、おそらくAmazonの方が安いと思います。
品揃えもAmazonの方が多いと思います。

だけど、あなたとしたら、当然自分のお店でノートを買ってもらいたい。
Amazonなんかに負けたくはない。
しかし…そのためにはどうすれば良いのだろう?
思案しますよね。

一体、どうすれば良いんでしょう?

他店でも売られている商品を、あなたのお店で買ってもらうには?
そのために出来ることの1つは、
「情報を伝える」ことです。

情報を伝えれば、たとえ他店で同じ商品が売られていても、あなたのお店で買ってもらえる可能性が生まれます。
多少値段が高かったとしても、
品揃えが弱くても、
車じゃないと来れないようなお店の立地だとしても、
そんなの抜きに、あなたのお店で買ってもらえる可能性が出ます。

そう、わざわざ足を運んで買いに来てもらえるお店になれるのです。

逆に言えば、何も情報を発信しなければ、

  • 価格
  • 品揃え
  • アクセス

といった、小規模手には不利な要因で選ばれてしまいます。
大手に負けてしまいます。
価格の安い、品揃えの豊富なAmazonでお客さまは買い物をします。

手書きPOP1枚で、塩パンの売上が142%になった

あるパン屋さんの話です。
実際に起きた、実話です。

そのパン屋さんの人気商品の1つ、塩パン。
オーナーさんと話をする中で、
「この塩パンを売っていきたい」
「来月のおすすめ商品にしたい」
「手書きPOPをつかって重点的に売っていきたい」
という話になったんです。

オーナーさんとやり取りをしました。
書き方をお伝えしながら、1枚の手書きPOPを書いてもらったんです。

そして、そのPOPを塩パン売場に設置。
1カ月間、様子を見ることになりました。

そして、1カ月が経過。

あらためて、訪店させてもらいました。

「塩パン、どうなりました?」
「売上はいかがですか?」

って、オーナーさんにお聴きしたんです。
そしたら、

「あ、売れていると思います」
という気のない返答。

いや、売れている…じゃなくて、数値的にどれくらい売れているのか?
そこを聞きたいんです。
きちっと数字で確認しないと、次につながらないですよ
って内心思いながら(笑)、調べてもらったんです。

ご夫婦とスタッフさん数名でされている小規模なパン屋さんです。
当時は、POSレジとか導入されていませんでした。
レジをカチカチ打ち出される、オーナーさん。
レシートをびーっと5m近く引っ張りだされてました。

そして、計算機を片手に睨めっこ。

「臼井さん、やっぱり売れています。
先月は、少なくとも1,000個は売れていますね」と。

「ちなみに、今まで(POPを付けられる前)は、どれ位売れていたんですか?」
と、聞き返す僕。

またレシートを引っ張り出す、オーナーさん。
計算機片手に、睨めっこ。

「そうですね、その前の月は、700個くらいですね」と。

<塩パンの売上>

  • 手書きPOPをつける前:700個
  • 手書きPOPを付けた後:1,000個以上(細かい計算は不明(笑))
  • 前月と比較して、売上142%

ここでのポイントは…

今回の主役となった塩パン。
これって、パン屋さんであれば、今や人気メニューの1つですよね。
ほぼ大抵のパン屋さんであれば、売られている定番メニューだと思うんです。

もちろん、パン屋さんで味も違うし。
つくり方のこだわりも違う。
値段も違うと思います。

だけど、冒頭の話でいう、
どこのパン屋さんでも売られている商品です。
(さすがに、Amazonでは売られていないかもしれませんが)
そんな中、売上を前月比142%にされた。

この要因って、一体何なのか?

情報の発信です。

このパン屋さんのオーナーさんがきちんと情報を発信された。
その結果、142%の売上になったのです。

売上が700個⇒1,000個になった塩パンの手書きPOP

ちなみに、こちらがオーナーさんの書かれた手書きPOPです。

手書きPOP パン屋

当店人気No.1 塩パン

塩パンをいっつも買ってくれるお客さんがおって、塩パン巡りをしゆと言いよったがやけど。
ここの塩パンが1番おいしい、って言ってくれて、今ではここの塩パンを広めちゃおって、1回に10個以上買って他の人に配ってくれゆうんです。

それからは僕も気にかけてもらいゆうと思ってうれしくて、そのお客さんが買ってくれた時、その日の売れ数を報告するようになりました。

115円

これが、オーナーさんが発信された情報です。
この情報によって、塩パンの売れ数は、700個から1,000個以上に伸びました。

 

情報を伝える、っていうと何当たり前のこと言ってんの?
って思われるかもしれないんだけど。
他店でも売られている商品を、あなたのお店で買ってもらうには…
間違いなく「情報を伝える」ことが必要不可欠です。

今日はスペースの関係上、その情報の伝え方についてはお伝えできませんが。
兎に角、今日抑えて欲しいのは、
情報を伝えれば、たとえ他店で同じ商品が売られていても、あなたのお店で買ってもらえる可能性が生まれます。

多少値段が高かったとしても…
品揃えが弱くても…
車じゃないと来れないようなお店の立地だとしても…
そんなの抜きに、あなたのお店で買ってもらえる可能性が生まれます。

そう、わざわざ足を運んで買いに来てもらえるお店になれるのです。

売れるPOPの書き方ハンドブック

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。