手書きPOPで客単価を上げる。そのカギは、これ。

メッセージをいただきました

エステサロンで勤めています。
客単価をあげるためのPOPの作り方が知りたいです。

「手書きPOP7つの極意」購読者の方からメッセージを頂きました。

手書きPOPというと、小売や物販で使うイメージが強いです。
しかし、決してそんな事はありません。
サービス業でも十分活用可能です。
うまく使えると、顧客単価がアップします。

そして、1つ重要な話。
「来店客を増やす」のに比べ、「顧客単価をアップ」させるのは、ハードルが低いです。
やりようによっては、今のお店の環境や条件のままで、単価アップが実現します。

なぜなら、アプローチする対象が、お店に来てくださっているお客さまだからです。
まったく関係性のない通りすがりの人じゃなく、もう既に、あなたの店に来店されている。
この時点で第一関門は突破しています。
来店されているというだけで、お客さまはあなたに対してある一定の信頼を抱いている。

  • 「何かを買ってもいい」
  • 「良い商品があれば、勝手もいい」

購入に対して、準備が出来ている。
財布のひもは解かれているからです。

例えば、あなたも同じそうじゃないですか。
どこかのお店へ行く。
っていう事は、それはイコール、そこで何かを買ってもいい。
「何か気に入ったものがないか?」
探しに行ってたり、そのお店に対しての信頼度を抱いているから利用されているはずです。

お客さまの脳みそに飛び込む

そして、その為に使えるのが手書きPOPなんです。
では、どんな事を書けば、

  • お客さまの単価が上がるのか?
  • いつもより、もう1ランク高い商品やサービスを購入してくれるのか?
  • いつもより、もう1品多く購入してくれるのか?

その1つのヒントは、お客さまの頭に飛び込むことです。
そう、お客さまの脳みそをのぞき見る。
この視点がポイントです。

もう少し具体的に視ていきましょう。
要は、手書きPOPを書くにしても、お客さまの現実に沿った内容にする。
お客さまが頭で考えている話をメッセージに書く。
すると、喜ばれます。

例えば、分かりやすい例でいきましょう。
手書きPOPを喩えにします。

ちょっと考えて頂きたいのですが、あなたは手書きPOPに対してどんな印象を持っていますか?

  • 手書きPOPで成果を上げるには、字がうまくないとダメ。
  • 可愛いPOPの字体を書けないと、だめ。
  • イラストも書けた方がいい。

そんな風に思われていませんか?

実は、これは大きな誤解です。
字がうまくなくても、可愛いPOP体の字やイラストが書けなくても、大丈夫。
手書きPOPで売上を上げることは可能です。

「固定観念」を覆す

要は、手書きPOPに興味がある人が考えている内容、
【手書きPOP】=【かわいい字体】
このPOPに興味がある人の「固定観念」を突くのです。

手書きPOPで成果を上げるのに、可愛い字やイラストが書けないとダメ…
なんて思っていませんか?

或いは、

たとえ字に自信がなくても、手書きPOPで商品を売る事は出来る、
ご存知でしたか?

こんな感じで、お客さまの考えている内容、
ここで云えば、【手書きPOP】=【かわいい字体】という固定観念を覆してあげるのです。

…何となく分かりますか?

分かりやすくするために、もう1つ例を挙げましょう。

例えば、トマトを売る八百屋さんを例に喩えます。
トマトの美味しさを計る基準の1つに、糖度という数値がよく用いられます。
要は、「そのトマトがどれだけ甘いのか?」
を計る基準値です。

お客さまの中にも、
【糖度の高いトマト】=【甘い、美味しい】
という図式が出来あがっています。

しかし、実はこれがすべてではありません。
トマトの美味しさは、糖度がすべてではありません。
糖度以外にも、トマトの味に影響を与える要素があるのです。
それが、酸味です。
酸味があることで、トマトの甘みを際立たせます。
酸味のバランスがとれていることが、トマトの旨みを引き出すのです。

そこで、

トマトの甘みを引き出すには、酸味が大事、
ご存知でしたか?
最大限の甘みを引き出すために、酸味にもこだわりました。

こんな手書きPOPを書いてみる。

お客さまの固定観念(糖度の高いトマト=甘い、美味しい)を覆してあげるのです。
「おっ!?」と思ったお客さまは、POPに興味を掻き立てられます。

カギは、【●●】=【●●】を暴く

じゃあ、あなたのビジネスや業種に当てはめるにはどうすれば良いか?
あなたのお店の手書きPOPを書くには…どうするか?

ポイントは、お客さまの固定観念を見つけることです。
あなたのビジネス。
あなたの商品に対して、お客さまはどんな事を考えているのか?
を考えるのです。

お客さまの思い描くことを考える。
【●●】=【●●】という固定観念があるはずです。
それを見つけるのです。
そして、先回りして手書きPOPで伝えてあげる。

【●●】=【●●】と思われているかもしれませんが、実は、そうじゃないんですよ。
お客さまの誤った固定観念を訂正してあげるのです。

これが、手書きPOPを売上につなげる。
売れるPOPを書くカギです。

お客さまがあなたのビジネスに対して、抱く誤解。
誤った認識があると思うのです。
そこを突いてあげるのです。
お客さまの脳みそに飛び込むのです。

結果、お客さまは自分の思っている事は間違いかもしれない?
となるので、興味を掻き立てられる。
あなたの手書きPOPを無視せずにはいられないのです。

今回いただいた、サロン店での顧客単価UPという視点からは、少しずれたかもしれません。
しかし、サービスを提供するというサロンだからこそ、今回の視点は意識して欲しいです。
単に商品特徴を伝えるだけでなく、お客さまの固定観念を突く。
結果、

  • いつもよりもう1ランク高い商品を購入
  • いつもよりもう1品多く購入

あなたの望む成果につながります。

売れるPOPの書き方ハンドブック

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。