あなたのPOPが無視される理由

お客さまが、あなたのPOPを無視する最大の理由。
何だと思います?

それは、広告になっているからです。
商品やサービスを売るためのメッセージになっているから。

お客さまは、敏感です。
嗅覚は、バツグンです。
「そのメッセージが、商品を売るための広告か?」
一瞬で見極めます。

そしてそこで、センサーが反応したら、もう終わり。
そのメッセージは、一文も読まれません。
存在に気付いても、右から左へスルー。
一切心に残りません。
当然、商品が売れる事はありません。

一方逆に、お客さまの広告センサーが反応しない。
広告じゃないと判断されたなら、最後まで読まれます。
運よくいけば、商品やサービスを買ってもらえます。

時代に合わせた、「習性」が身についた

ご存知のとおり、世の中には情報が溢れています。
その大半8割以上は、商品やサービスに関する情報です。

「うちの商品は、こんなに良いよ」
「一度試してみてください」

という、商品宣伝です。
オフライン、オンライン問わずの状況です。

例えば、あなたがお気に入りの雑誌。
ビジネス系にせよ、ファッション系の雑誌がありますよね。
ページを開いてもらうと、分かりますが必ずどこかに広告が掲載されているはずです。
新聞でも同じ。
どこかのページを開けば、必ず商品や会社の広告が載っている。
広告ゼロの雑誌や新聞なんて、今や1冊も存在しないのでは?

オンラインだって、同様です。
フェイスブックを開けば、右端に広告が出ていますよね。
TVもそう。
必ず番組の間には、CMが流れます。

我われが見るメディア全てには、広告が存在します。
こちらが選択してなくても、見たいと思ってなくても、広告を目にします。

…その結果、我われには、ある習性が身につきました。

「広告を無視する」習性です。
無意識的に、広告を無視する。
見ても、右から左へスルー。
そんな事ないでしょうか?

ここには、明確な理由があります。
一つひとつの広告に反応をしていたら、エネルギーが持ちません。
一つひとつ目を通していたら、それこそお金も持ちません。
最後まで雑誌を読み切るのに、一体どれだけの時間がかかるのでしょう。

そう、我われは無意識のうちに、広告を無視する習性が染みついているのです。

ばれたら、終わり

では、そんな人間すべてに備わった習性を知った今。
出来ることは?
広告は無視する。
という習性を乗り越えて、商品を売るにはどうすればいいのか?
あなたの伝えたいメッセージを伝えるには、どうすればいいのでしょう?

その1つの方法が、広告と見破られないこと。
お客さまに、広告とばれないよう、商品の宣伝をすることです。

例えば、手書きPOPなら、あなたの商品を買ってもらうために書いていますよね。
あなたのサービスを受けてもらうために、POPを貼っているはずです。

しかし、そのこちらの目的をばれたら、終わり。
読まれない。
だから、お客さまにばれないよう、POPをうまくつかう必要がある。
見破られないような、メッセージにする必要があるのです。

何となく分かりますか?
(念のため言っておきますが、お客さまを騙すという意味ではありません)

どうすれば、お客さまに広告文と見破られないメッセージを書けるのか?
広告じゃない。
商品を買ってもらえるPOPを書くには、どうすれば?

あなたの言葉が最強

ポイントは、こなれたフレーズを使わないこと。
あなたの言葉で書くことです。

例えば、昨日のおこなった手書きPOPセミナーの受講者のおひとりに、こんな方がいらっしゃいました。
手作りのクラフトを販売される女性です。
フリーマーケットなどで、ご自身の作品を販売される。
そこで使うPOPを学びにセミナーを受講されていました。

その方が1番初めに書かれたPOPには、こう書かれていました。

「一つひとつ心を込めて作っています」

どうですか?
響きますか?

じゃあ、こっちはどうでしょう。

「高いものは、よう作れませんが、
娘に怒られながら、毎晩作っています」

先ほどの、メッセージ(一つひとつ心をこめて作っています)と、どちらがあなたに響きますか?

僕個人的には、後者です。
前者のメッセージは、はっきり言ってありきたり。
誰でも使っている文章です。

一方、後者のメッセージは、発信者の人柄を感じれます。
正直というか、人間味があるというか。
同じような商品がフリーマーケットでたくさん売られているのなら、作った方の人間味を感じられる。
その商品を買いたい、僕ならそう感じます。

共通の原則

1つ憶えておいてほしいのですが、
手書きPOPを書いたときに、そのメッセージが他店とは違う。
同じメッセージにならない。
これは、超重要な原則です。

商品名や価格、店名を書き替えて、他店でつかえる文章になっていたら、そのメッセージで商品は売れません。
断言できます。
なぜなら、他店で使えるということは、在り来たりなメッセージになっている可能性が非常に高いです。
在り来たりなメッセージ=広告文ととられます。
お客さまにスルーされてしまうのです。

これは、手書きPOPに限らず、ブラックボードであったとしても、チラシであったとしても共通の原則です。

POPをつかって、商品を売りたいのなら。
広告にならないようにする。
その1つの対策が、こなれたフレーズや言葉を使わないこと。
ありふれたメッセージでは、広告とみなされます。
気づいても、右から左へスルーされます。

あなたの言葉で伝えること。
あなたの人柄を感じさせる。
発信者の存在を感じさせるメッセージにする事。
そして、その1つのチェックポイントが、他店で使えない内容になっていることです。

ぜひ、今日から意識してPOPづくりをおこなってみてください。

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。