客単価を上げる売場づくり~その2.好奇心をかき立てる

売上をアップするために、客単価を上げる。
客単価を上げるために、買上点数を増やす。
マーケティングの王道の1つです。

その買上点数を増やす3つのヒント。
その1つ目「客動線」を最大化させる話を、昨日お伝えしました。

買上点数を増やして、客単価も上げる売場づくりとは

続いて今日は、客単価(買上点数)を増やすための2つ目のヒント。
立寄率の話です。

…立寄率とかいうと、

  • 「何だか理論っぽくって面白くない」
  • 「現場で役に立つの?」

という風に思われるかもしれません。

ただここで1つ言えるのは、
「売上を上げる」というテーマは、あまりにも大きすぎるんです。
大きすぎて、漠然とし過ぎて、実践アイデアが生まれにくい。
何をすればいいのか分からない。
という弊害も生まれがちなのです。

ですので、細分化する。
テーマを小さくして考えることで、発想が膨らむ。
現場レベルでのアイデアが生まれやすくなってきます。

客単価を上げる3つの「数値」

まずは、今から言う公式をご覧ください。
昨日のおさらいにもなりますが、

【売上】=【客数】×【客単価】×【リピート率】

さらに、

【客単価】を上げるには、買上点数を上げなければなりません。
そして、その買上点数を細かく見ていくと、下記の図式にいきつきます。

【買上点数】=【動線の長さ】×【立寄率】×【買上率】

要は、買上点数を増やそうと思えば、

  1. 動線の長さ
  2. 立寄率
  3. 買上率

この3つの数値を上げていけばいい。
細分化された目標が視えてきます。

そして、ようやく今日の本題。
「立寄率」を上げるには、どうすればいいか?
を考えていけます。

あまりにも当たり前過ぎる事実…

売場に立ち寄ってもらいさえすれば、売れる可能性は生まれます。
商品を見てもらう。
商品を手に取ってもらう。
確率が発生します。

逆にいうと、売場に立寄ってもらえないと商品は売れません。
売上は上がりません。
どれだけ品質の優れた商品を陳列していても、売れません。
売っていることすら気づいてもらえません。

すっごい当たり前の話ですよね。
「臼井、何言ってるねん」っていう話です。

じゃあ、売上を上げようと思ったら、何をしたらいいか?
…何でしょう?

・・・・

そう、売場に立ち寄ってもらう工夫を考えるっていうことです。
はい、これも賢明なあなたなら承知されている事だと思います。

じゃあ、売場に立ち寄ってもらうには、どうしたら良いのでしょう?
何が、思いつきますか?

売場に立ち寄ってもらうには?

僕がサラリーマン時代、大阪の産直店でやっていたのは、例えばこんな事です。

  • 新しくする
  • リニューアルする
  • 大きくする
  • 飛びださせる
  • いつもと違う事をする
  • POPをつける
  • 大量陳列する
  • コーナーをつくる…など

ざっと今思いつく限りを挙げました。

要は、ひと言で言ってしまえば、売場を「目立たせる」。
この1点に尽きます。

僕がいたお店は、売場面積30坪。
小さな売場だったんですけど、やっぱりお客さまがよく通る場所。
通りにくい売場。
よく視ると、あったんです。

それに比例して、売上の強弱に表われていました。
お客さまがよく通る売場に設置された商品の売上は伸びる。
通らない売場の商品は、売上が低い。

顕著に表れていました。

なので、とにかく目立たせる。
目立たせたり、普段と違う売場にして、変化をお客さまに気づいてもらう。
という事を意識していました。

店内に入ったお客さまに、
「あっ、あそこ(の売場)、なんかいつもと違う!」
と気づいてもらう。

常に売場を変化させながら、鮮度を意識していました。

いつも同じ売場だったら、お客さまは面白くありませんからね。
購買欲求もかき立てられません。
売場滞在時間も増えないでしょう。
買上点数も増えません。

そうならないために、売場鮮度を上げる。
商品を大量に陳列したり、
コーナーを設けたり、
手書きPOPを置いたりしていました。

「好奇心」をかき立てる売場

まず、今日からできること。
お客さまの「立寄率」を上げるためにやっておきたい事は、、

「なんか、いつもと違うなぁ」
「なんか、面白そう」
「何だろう?」

とお客さまの好奇心を刺激する。
売場鮮度を上げる。
常に、お客さまの好奇心をかき立てる。
そのためのアイデアを出して、売場で試すことです。

我われのような小規模店では、テストしやすい環境が揃っています。
もし、新しい取り組みを試してダメなら、また戻せます。
新しいことを試すのに、社内の決済を通さなければならない。
なんて事は、稀だと思います。

「あっ、これ良いかも!」
と思った事は、どんどん積極的に試せる環境が整っています。

…話が少しそれましたが、売場の立寄率を上げるには…

気づかせる売場。
いつもと違う売場。
お客さまの好奇心を刺激する売場。
売場鮮度を上げる事で、お客さまの好奇心を刺激する。

これらを意識しながら売場をつくること。
結果、それが売場の立寄率を上げ、買上点数UP。
客単価UPにつながってきます。
すっごく当たり前の話をしていますが、意外と多くお店は出来てません。
だから、チャンスでもあります。

売れるPOPの書き方ハンドブック

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。