あなたのために握る寿司

名店たる理由

「これで何度目だろう?」
毎月わが家に届く、ある雑誌。

…いつからだったのか?
憶えていないのですが。
ある時から、ある雑誌を、定期購読するようになったんです。

そして、その雑誌が先日届きました。

じーん、としちゃってですね。

「到知」っていう雑誌なんですけどね。
正直ぼく、ぜんぶ読んでいないんです。
ページ数にしたら、だいたい200ページ弱。

なんだけど、そのうちの、ほんと4分の1。
50ページ読んでいるんだろうか?
っていうくらいです。

毎月、気に入った特集だけ読んで。
あとは、ぜんぜん読まず、、、そのまま置きっ放しみたいな。。

でもね、深く突き刺さるお話が多いんです。
だから、(定期購読も)止められない。

先日寝る前に読んだ話も、じーんとしちゃってですね。
ある対談記事だったんですけどね。

各界の大御所に愛される名店

松久信幸さんと、嶋宮勉さんという、その業界(飲食界)の大御所お二人の対談話だったんですね。

…恥ずかしながら僕は、そのお二人のことを知りませんでした。
お話を読んで初めて知りました。

少しだけ説明させていただくと、。
松久さんは、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アフリカ世界5大陸にお店を展開。

嶋宮さんは、「北の迎賓館」の異名をとり、高倉健さんや五木寛之さんなど各界の大御所が来店する寿司店を経営されています。

っで、この嶋宮さんが到知の特集記事の中で、こんなエピソードを語られていました。

あなたのために握る寿司

対談のなかで、嶋宮さんは、松久さんからこんな質問を受けます。

松久さん

嶋宮さんのお店には、高倉健さんや、五木寛之さんのような各界の大御所に愛されています。
その要因は何だと感じていますか?

嶋宮さん

ある時、アメリカ人の記者から、
「あなたの握る寿司と回転寿司の違いは、何ですか?」
って、聞かれたことがありまして、私はこう言った。

「オレの寿司はあなたのために握る寿司だよ。
回転寿司は誰のためでもなく、機械が勝手につくっている。その違いだ」と。

そうしたらみんな立ち上がって拍手してくれましたけど、そういう気持ちでずっとやってきました。

 

…このお話を読んでですね、

夜、寝る前ベッドの上で1人で納得してしまったんです。
「あー、オレが伝えたいことは、まさにここやわ」って。

そして、
「明日のブログに書こう。皆さんに伝えよう」
そう思ってしまいました。(そして今、書いています(笑))

まだまだ甘いよね

僕たちの仕事のなかで、たとえば、

  • お客さまに対する姿勢
  • コミュニケーション時の言葉
  • 販促物のメッセージ

これらはすべて、今の嶋宮さんの言葉。

ここに集約されるんじゃないでしょうか?

目の前にいらっしゃるお客さまに、喜んでいただく。
そのためには、あなたという人が、あなたの想いを持つ。
そして、あなたの言葉で伝える。
ここが根本じゃないか?と。

「あなたのために握る寿司」

というお言葉がありましたけど、まさに僕たちの商品やサービス、接客、メッセージ、
それはすべて目の前にいらっしゃる1人のお客さまのために、、、。

ここが共通の気がします。

…一方で、効率、費用対効果、レバレッジ、、、
対極のことばとして、いろいろと浮かびます。

もちろん、これらもビジネスをする上で欠かせない要素でしょう。
ただ僕は、まだまだ甘いので、どうしても、前述の話に重心を置いてしまいます。

商品やサービスには、誰かしら、人が関わっていて。
その人の想いがあるからこそ、相手に響く。
そのあなたの想いに惹かれてやって来る、そんなお客さまがいらっしゃる。

ご縁をいただく方とは、ここを目指したい。
そんな風にいまは感じています。

あなたは、どんな風に思われますか?

売れるPOPの書き方ハンドブック

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。