伝わるブラックボードが書ける3ステップ。その3.「道筋」を示す

店内へ誘導

ここのところ、ブラックボードの話をお伝えしています。

珍しく、今日で3日連続の投稿です。
最近では、非常に珍しい。。

ちなみに、以下が昨日までお話しした「伝わるブラックボードの書き方」についての記事です。

伝わるブラックボードが書ける3ステップ

 

今日お話しするのは、「伝わるブラックボードが書ける3ステップ」のラストステップ。
店内へお客さまを誘導するための「呼びかけ」です。

キャッチコピーで、お客さまの感情を刺激。
あなたのお店や商品に、興味を持ってもらった。
さらに、メッセージ部分で、お客さまの気持ちを惹きこんだ。

じゃあ、最後。
いよいよ、ブラックボードの目的達成へ向けて。
店内への誘導です。

あらためての話になりますが、
ブラックボードを設置する目的。
それは大抵の場合、「店内への誘導」のはずです。
(稀に、お店のチラシを取ってもらうなどもありますが)

お店の前を歩く見込み客に、お店の興味を持ってもらい、そして入店してもらう。
ここが最大の狙いだと思います。

今回のステップで、その目的を達成するための後押しをします。

ステップ3.「道筋」を示す

ステップ3でおこなうことは、シンプル。
一定、気持ちが盛り上がっているお客さまの背中を後押ししてあげることです。

分かりやすくするために、いつものように事例でお話ししましょう。

前回までの事例(手書きPOP)から少し離れ、別の題材にします。
実際、僕がご縁をいただく会員さんのブティックで、ブラックボードを導入しました。
そのとき一緒に考えた、そのメッセージを事例にします。

下記が、会員さんがつくられたメッセージです。

ご存知ですか?
リネン素材の服って、季節を問わず着れるのですよ。

リネンというと、「夏」をイメージされる方も多いのですが、
今の素材は優れ、夏は涼しく、冬は活用次第で保温効果も高いのです。

当店では、そんな優れものリネンのオーダーメイド服もご用意しています。

こちらのメッセージの背景を少しご紹介すると。

このブティックさんでは、リネン素材のオーダーメイド服が人気なんですね。
オーナーさんが手作りでつくった服。
特に、天然素材であるリネンが人気です。

なので、ここをお客さまに全面的に押し出していこう。
ブラックボードで店頭でもアピールしていこう、となったんです。
そこで、上記のメッセージ案が出てきました。

「興味」を持ってもらって、「店内へ誘導」の流れ

ご存知ですか?
リネン素材の服って、季節を問わず着れるのですよ。

ここが、キャッチコピー(ステップ1)の部分。

見込み客が持つ、「リネン素材=夏」の固定概念を覆す。
つづいて、

リネンというと、「夏」をイメージされる方も多いのですが、
今の素材は優れ、夏は涼しく、冬は活用次第で保温効果も高いのです。

キャッチコピーで伝えた内容の理由を説明しています(ステップ2)。

そして今回のステップ3にあたるのが、最後の文章。

当店では、そんな優れものリネンのオーダーメイド服もご用意しています。

この一文で、店内への誘導をうながしています。
ここまでを伝えて興味を持たれた方を、店内へ誘導する流れになっています。

1つだけ、注意点

あと、ここで1つポイントとなるのが、最後の一押しのメッセージについてです。
例えば、ここの例でいえば、

当店では、そんな優れものリネンのオーダーメイド服もご用意しています。
お気軽にご相談くださいね!

という、「お気軽にご相談くださいね!」という一文を入れるか、入れないか?です。
実際、会員さんのお店のブラックボードには、このメッセージは入っていません。

ただ、ここは賛否両論。
意見が分かれます。

そして、僕の経験からいわせてもらうと、なくてもOKなんですね。
入れてしまうと、かえって逆効果というか。
在り来たりな雰囲気も出てしまう。

「●●なので、ぜひ、オススメします!」

というようなプッシュ型のメッセージが入ったPOPや販促物。
よく目にしませんか?
書かれていることで、行動が後押しされますか?

明らかに、お客さまが次にとるべき行動が明確であれば、要りません。
あくまで、興味をもったお客さまが、

「どう、行動すればいいのか?」

ここが複雑じゃない限り、必要ありません。
今回の場合であれば、店内へ入ってもらえば良い。
明確です。

目的はシンプル、明確に!

…以上、3つのステップに分けて、「伝わるブラックボードの書き方」をお伝えしました。

メッセージを思案していると、いろんなアイデアが浮かんで来ると思います。
あー、しよう、、。こうしよう。とか。

そこで、1つだけ念頭に置いてほしいのが、目的を忘れない。
「ブラックボードを書くのは、何のためか?」
ぶれさせないことです。

書いているうちに、目的そっちのけになって。
可愛く書くには、どうすればいいか?
見映え良くするには、どうしたら?
…色々と思案し出します。

勿論それはそれで、大切なことなんですが。
あくまでも目的を第一に優先させる。
ここを忘れない。
目的をシンプル、明確に持って、メッセージを考えていきましょう。

<伝わるブラックボードが書ける3ステップ>

伝わるブラックボードが書ける3ステップ。その2.「お客を惹きこむメッセージ」

2017.01.12

伝わるブラックボードが書ける3ステップ。その1.驚きと興味を与えるキャッチコピー

2017.01.11

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ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。